Profile
Vo. 神野 友亜
[Shinno Yua]
B ZONE Group (旧Being Group)の中にある大阪で唯一のメジャーレコード会社“GIZA studio”。
そこで、メジャーデビューを目指してレッスンを受けていた神野友亜。
数々のヒットアーティストを創出してきたBeing Groupでの育成環境の中で
先輩アーティストの作品やヒストリーに触れていくこととなる。
そんな中、
ZARDの作品に共鳴した
ボーカル・神野友亜、ベース・杉岡泉美、ギター・赤坂美羽、キーボード・坂本ひろ美で、
スタジオに入りZARDをカバーする日々が始まる。
最初は、ただただ勉強のためとカバーをしていたが、坂井泉水さんの描く歌詞の世界に
どんどん引き込まれ、寝る間も惜しんで真剣に向き合っていった。
ZARDのプロデューサーであり、Being Groupの創設者である長戸大幸プロデューサーの耳にスタッフから
メンバーの真剣な様子が伝わると、長戸大幸プロデューサーは、
“ZARDの作品を後世に伝えていってくれる存在”として、彼女たちが表舞台に立てるように力を貸していくことに。
そしてバンド名は、“ZARD”の“Z”を反転させ、“SARD UNDERGROUND”と名付けられた。
当時のZARD・坂井泉水さんの音楽や歌詞に対する真摯な姿勢やリスナーへの想いを教わることで、
改めてZARDの魅力に引き込まれていったSARD UNDERGROUND。
2019年2月3日には、ZARDのカバーでの初LIVEを大阪で開催。
厳しい練習を重ねながらLIVEの頻度も増えていくタイミングで、
YouTubeに彼女たちがUPしていたLIVE映像を観た仙台放送のプロデューサーから
毎年仙台で開催されている“東北・みやぎ復興マラソン”のイメージソングのオファーが届く。
「負けないで」をはじめとするZARDの作品力がまずきっかけではあったが、
その楽曲に込められたメッセージを自分たちなりに表現しようと前を向き続ける彼女たちの姿に、
次世代を生きる若き世代が、“歌”の持つパワーで、
東北をはじめ、日本に元気を取り戻しながら、
風化させることなく未来へ繋いでいく可能性を垣間見たという。
デビューもしていない中での大役に驚き、動揺しながらも、
長戸大幸プロデューサーをはじめ、実際にZARDの制作にかかわってきた
スタッフの後押しを受けた彼女たちは、
自分たちが尊敬してやまないZARDの作品に
新たな息吹を吹き込むかのごとくレコーディングに臨んだ。
そして、2019年9月18日にZARDの数々の名曲が詰め込まれたトリビュートカバーアルバムでデビュー!
現在に到るまで、数々のZARDのカバー曲とともに、坂井泉水の未公開詞によるオリジナル曲を発表、
令和の時代に“ZARD 永遠のスタンダード・ナンバー”を継なぎ、
神野作詞による完全オリジナル曲のリリースも重ねているSARD UNDERGROUND。
2021年には体調不良により赤坂が、2024年9月には新たな道へ進むため杉岡、坂本の2人が脱退。
2024年10月、SARD UNDERGROUNDは神野のソロ・プロジェクトとして新たな一歩を踏み出し、
これからもZARDの作品を後世に伝え、音楽を届けていく。